金属の加工に用いる油圧プレス機

正しい環境で使用する油圧プレス機

油圧プレス機は圧力のコントロールが容易

柔軟に設定できる上に小型化も可能

主に金属を加工する際に上からの力を加えるのがプレス機ですが、その動力に水や油の圧力を使用するタイプを特に油圧プレス機と呼びます。機構の関係から特定の振れ幅で動くしかない機械式とは異なり、液圧を調節することで力をコントロールできるのが特徴です。そのため押し出しや曲げといった、多種多様な加工方法に柔軟に対応できます。油圧プレス機は金属を加工させるほどの力を生み出す仕組みがシンプルなので、比較的小型の製品も多いです。電動モーターを内蔵していたり手動の力を増幅させるものなど、様々なタイプがあります。その中には卓上サイズのものもあり、スペースを取ることなく簡単に加工環境を作り出せるのが強みです。工業においては金属加工は欠かせないものなので、省スペースかつ小型であることの低コストが活かされます。

安全に使用するために求められる環境設定

油圧プレス機の構造そのものは単純ですが、液体を高圧力で使用する性質上、長期で使用すると液漏れを始めとする不調が少なからず発生します。なので安定した稼動をさせるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。もし手入れを疎かにしていると十分な力が発揮できなくなるだけでなく、力のコントロールができずに設定よりも大きな力が出るなどの怖れがあります。そのため製品によっては使用する環境の条件が細かく定められている場合もあり、それは法律の一部にも関係する程大切な要素です。業務として使用するには、プレス機に関する国家資格が必要になることもあります。

加工時に伴う危険を防ぐための対策

油圧プレス機の製品次第では、打ち込む部分が剥き出しになっていると、手を巻き込んでしまう危険性を孕んでいます。また素材や加工方法は常に均一ではないため、加工する対象の破片が思わぬ方向に飛ぶなどのリスクもあります。加工に用いられる力は非常に大きいので、これらのトラブルが起こった場合には人体に大きな影響を与えかねません。なので安全に使用するには危険防止の対策をする必要があります。そして新しく開発される製品の多くには、様々な安全装置が組み込まれています。一度プレスした後に何らかの原因で二度目が打ち出されるのをコンピュータ制御によって防いだり、打ち込む部分から手を放さないと起動ができないなどの工夫です。中には加工部分にレーザーが用いられていて、それが遮られると動作が停止するという高度な技術が搭載されているものもあります。そして製品によっては、加工する部分あるいはプレス機全体をカバーできる囲いをプラスアルファとして取り付けることも可能です。

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